今回は初心者が簡単にオンラインコースを制作する際に押さえておきたいポイントについてご説明します。
オンラインコースを作るプロセスそのものはそう難しくはありません。
むしろ、オンラインコース制作の前にいくつか押さえるべき重要なポイントが潜んでいることにお気づきでしょうか?
どうしてもテクノロジー力に目が行きがちな初心者は多いですが、押さえておくべきは実際に制作する前の事前準備にあります。
#1:オンラインコースの全体像とは?
押さえておくべきポイントをお話しする前に、まずオンラインコース制作の全体像をご説明します。
オンラインコースには主にオンデマンドタイプと双方向タイプの2タイプに分かれます。
録画配信を一方的に見るのか、リアルタイムで双方に配信されているのかです。
中には両方を上手に活用している方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると・・
オンラインスクールの作成は初心者でもそれほど難しくありません。
オンデマンド制作もテンプレートを活用しすることで、
簡単に作れるアプリも今は多くあります。
なにより、押さえておくべきポイントは編集以前の””事前準備””の段階にあるからです。
ポイント1:強みとなるコンセプト設定
オンラインコースを作成する前に、コースジャンルのテーマだけでなく明確なコンセプトを設定するようにしましょう。
例えば「メンタルトレーニング講座」というテーマを選定したとしても、テーマだけでは誰に向けたコースであり、何を伝えたいのかが定まりませんよね?
ここに「子供が本番に強くなる」といったコンセプトを設定することで伝える内容がぐっとイメージできるようになります。
このようなコンセプトを初めから決めておくことで、コンテンツを制作していくなか、方向性が変わってしまったり話がブレてしまうことを回避することができます。
それに加えて、設定するコンセプトに競合にはないオリジナルの強みが必要です。
多くのオンラインコースが市場に出回っているなか、どんなテーマを選んだとしても競合相手がいないことはほぼないと言えるでしょう。
そのなかでも、見込み客から選んでもらえるような強みを探し出し、コンセプトとして設定しましょう。
日に日に市場で求められるコンセプトは変化していくもの。
コンセプトを設定する時にはリサーチは必須。
リサーチを疎かにしてしまうと選ばれるオンラインコースを作ることはできないといっていいでしょう。
ポイント2:ペルソナの設定
コンセプトを決める時に、ターゲット像もおおよそイメージできているかもしれませんが、詳細なターゲット像をペルソナとして設定しておきましょう。
この場合のペルソナとは架空の人物像を指します。
年齢や性別だけでなく、職業や年収、家族構成、性格や趣味までを詳細に仮定した、リアルな人物像を作り上げておくということです。
たとえば、30代女性とターゲットを決めていたとします。
同じ30代女性でも月収50万円のビジネスウーマンと月収10万円のぱーとの主婦では、話の受け取り方も変わってくるかもしれません。
寄り相手に届く表現を考えるためには、生活スタイルや考え方、趣味や持っている癖まで細かく作り上げておくといいでしょう。
架空の人物をイメージすることが難しいと感じるのであれば、自分の身近な人物の特徴をペルソナにするものいいかもしれません。
そしてこのペルソナを設定することで、オンラインコースのコンテンツをペルソナが求めているか判断することができるようになります。
ポイント3:興味を引くタイトル付け
見込み客は数多いオンラインコースのなかから求めているものを探しますが、その際に判断材料として大きく影響するのが「タイトル」です。
タイトルをひとめ見て興味が湧かなければ、当然内容を見ることもなく離れてしまいます。
その為、タイトルを見ればひとめで内容が把握でき、そのまま受講したくなるようにする必要があるのです。
タイトルにはここまでしてきた事前準備を含めておくと良いでしょう。
テーマが認識できないとジャンルが見落とされてしまい、コンセプトが認識できないと魅力を感じることができません。
ターゲットは自分が必要としているものなのかの判断材料となります。
これらの要素がひとめで伝わるタイトルにしておけば、興味を持ってもらいやすくなります。
そしてタイトルに何よりも含みたいのが「ベネフィット」。
つまり、これを受けることで何を得ることができるのかをしっかり伝えるのです。
「副業でスキマ時間に〇万稼げる」など具体的にイメージすることができればより可能性を高めることが可能なはずです。
とは言え、文字数の制限などですべての要素を含めることが難しい場合もあるかと思います。
その時には、自分が一番伝えたいアピールポイントなどに絞っていくといいでしょう。
完成したオンラインコースを販売する方法
オンラインコースの販売に利用できる販売方法は大きく分けて・・
- 既存のプラットフォームを利用
- マーケットへの出店
- プラットフォームを自作する
以上3つかと思います。
それぞれの特徴を最後に簡単にご紹介します。
◆既存のプラットフォームを利用する
既存のものを利用することでプラットフォームそのものを構築する手間がかかりません。
「Udemy」や「Teavhable」などが代表的なプラットフォームとしてあげられます。
決済システムなど必要不可欠なものもすべて整っているので初心者にもお勧めです。
中でも「コネクティッドワン」は、日本語で使用でき、会員制サイトやメールなどの作成も簡単にできるオールインワンとして評判です。
既存のプラットフォームを利用する際の注意点は、サービスの設定価格です。
システム利用料料や手数料がかかるため、商品の金額設定の際には先に調べておく方が設定金額を間違わずに済みます。
加えて海外のサービスを利用する際には、税金の支払に関する情報が必要なこともありますので頭に入れておきましょう。
◆マーケットへの出店
「ココナラ」や「ストアカ」など、色んな人がサービスやコンテンツを販売している場所に参加する方法です。
自分を知らないマーケットに来た見込み客にもアプローチでき、自分でブログなどを持っておく必要がありません。
◆プラットフォームを自作する
自分のサイト自体にコースを作り、販売することもできます。
すべて自分で構築していく手間と大切な商品もサイト内にあるので、バックアップやセキュリティなどのサイト管理はしっかりとしておく必要があります。
WordPressなどのサイトにパスワードを付けて運営している方が多いようです。
まとめ
いかがでしたか?
今回お伝えしたのは、押さえておくべき事前準備の3ポイントです。
- 強みとなるコンセプト設定
- 特徴の細かなペルソナ設定
- テーマ~ベネフィットまでのポイントを盛り込んだタイトル付け
以上のポイントを押さえておくと、それほど難しいと感じずにオンラインコースを作ることができるでしょう。
販売場所も様々で、ご自身のスタイルに合うものを選んでいくことができるはずです。
オンラインコース販売に興味があったり、作りたいテーマをお持ちの方はぜひお試しください。